唐突に「BLEACH」の登場人物の解号・始解・卍解をパッと確認できるやつ欲しい!と思ったので作りました。
「blch」コマンド。 blch - npm
nodeによるcli作成〜公開まで。
TL;DR
npm install blch
で!
できること
- 登場人物のリスト表示
- 指定した人物の解号・斬魄刀・卍解の表示
- 始解
- 卍解
*全ての登場人物を網羅していません
*基本的に破面篇までの登場人物を扱いますが、一部卍解は千年血戦篇以降で発現したものも扱っています
*十刃(エスパーダ)の場合は始解・卍解ではなく帰刃を扱います
人物追加・編集・修正はこちらから自由にしていただいて構いません。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1e7Ms9sX2m1xu_4r20AgyIZHFgByRQp1s93ZE2PZlEaM/edit#gid=0
このデータからCSVを作成し、該当するものを整形して表示するという仕組みになっています。
*スプレッドシート更新されたらコマンドも勝手に更新するような仕組みにはなってないです
*CLIを作って公開までをやってみたかっただけなので作りは荒いです(レスポンス速度など考慮してなかったり)
CLI紹介篇
人物リスト表示 - human
キャラクターをリスト表示します。
オプション指定により、護廷十三隊、仮面の軍勢(ヴァイザード)、十刃(エスパーダ)などのリスト表示ができます。
blch human --gotei13
概要表示 - tldr
登場人物の解号・斬魄刀・卍解を表示します。
blch tldr 黒崎一護
非常にお世話になっているtldr
コマンドから着想を得ています。
shellコマンドの説明と使用方法を数行で紹介してくれます。brew install tldr
で!
https://github.com/tldr-pages/tldr
始解・卍解 - echo
echoコマンドにより、始解または卍解を行います。
blch echo--shikai朽木白哉
blch echo--bankai朽木白哉
コマンド組み合わせ
blch human -a | fzf | xargs blch tldr
# もしくは(*fish記法です)
blch tldr (blch human -a | fzf)
ちなみにログインシェルはfishを使っていますが超おすすめです。
ログインシェルをfishにしてみる - Qiita
CLI作成篇
commander
node.jsにおけるCLIの完璧なソリューションです。
と書いてあります。実際使いやすかったです。↓
commander - npm
commanderの使い方をblch human
コマンドを例にとって説明してみます。
Typescriptです。
index.ts
import*asprogramfrom'commander';=====// バージョン情報の登録// blch -V or blch --version でバージョンが確認できるprogram.version('0.0.1','-V, --version')// blch humanコマンドの作成program.command('human')// コマンド名の登録 ここで登録したものを`blch ~`の形で使える.alias('hu')// alias登録により、`blch hu`と打つことも可能.description('Output human names')// help用// optionの登録(省略可能).option("-a, --all","List all").option("-g, --gotei13","List gotei 13").option("-e, --espada","List espada").option("-v, --visored","List visored").option("-o, --other","List other").action(async(cmd,options)=>{/**
`blch human --gotei13`を実行した場合
`cmd`に`gotei13`のBooleanパラメータがtrueで追加される
`gotei13`は上記optionで設定した`--gotei13`の部分に該当する
`blch human --gotei13 4`を実行した場合
`blch human --gotei13`を実行した時とcmdの内容は同じ
optionsは['4']となっている
つまり`--gotei13 4`で指定したものが文字列として配列に入る
今回のblchコマンドでは考慮していないが、
オプションの重ねがけも可能。
`blch -g -e`とするとcmdの`gotei13`も`espada`もtrueになる
また、`--gotei13 4 5`とオプションに入れると
optinosは、`['4', '5']`となる
以下から`cmd`, `options`の値で条件分岐し出力する処理
*/// csvファイルから全リストを取得constdataList:Human[]=awaitfiles.getHumanDataList()lettargetCode:GroupCode='all'if(cmd.gotei13){targetCode='gotei13'}if(cmd.espada){targetCode='espada'}if(cmd.visored){targetCode='visored'}if(cmd.other){targetCode='other'}// オプションから対象を取得consthumans=findHumansByGroupCode(dataList,targetCode,options)if(humans.length===0){console.log('No matching')return}// ターミナルへ出力humans.forEach(human=>console.log(human.name))})// helpの定義.on('--help',function(){console.log('\n Examples:')console.log()console.log(' $ blch human --gotei13')console.log(' $ blch hu -g')console.log()})// blch humanコマンド以外を作成する場合は同じように追加していくprogram.command('tldr <target>')======// 最後にターミナル引数をparseする処理program.parse(process.argv)
サクッとコマンド作れて良い。
chalk
chalk - npm
ターミナル出力に色をつけたり太字にしたりできます。
chalkを使うことで味のある出力になります。
今回この2つくらいしかCLI用のパッケージは使ってないですが、NodeのCLIには他にも使えそうなものは色々あるんだなということを知れました。
こちらはgitのpackage解決周りでバグってビルドできなかったけど参考になりました。
Build a JavaScript Command Line Interface (CLI) with Node.js — SitePoint
CLI公開篇
ほぼこれに沿って行ったので参照のみ貼ります。
npmへの公開は思っていたより簡単でした。
https://qiita.com/TsutomuNakamura/items/f943e0490d509f128ae2
まとめ
- nodeでのCLI作成〜公開を行った。意外とすんなりできた。
- goとかrubyとかrustとかpythonでのCLI作成はどうなんだろう
- 完全に個人用のCLIだが作るきっかけができ、「BLEACH」に感謝。
- 網羅できていない部分は申し訳ありません
- (追記)千年血戦篇アニメめっちゃ楽しみ