Macで動いているNode開発環境を最新状態にするための方法です。
(いつも忘れちゃうので、書き留めておこうと思います。)
手順は以下のとおりです。
1. 各種ツールの最新バージョンを確認する。
2. 各種ツールを最新にする。
各種ツール最新(安定)バージョンを確認する。
私の環境は、Homebrewで作ったので、以下のものを確認します。
(2020/5/1時点の情報です。)
- Homebrew
- Nodebrew
- Node.js
Homebrew:
Homebrewのバーション情報は、こちらから確認できます。
私の環境は、ちょっと古いですね。
>brew-vHomebrew2.0.0Homebrew/homebrew-core(gitrevision0b1c;lastcommit2019-02-04)Homebrew/homebrew-cask(gitrevision1e6e6;lastcommit2019-02-05)Nodebrew:
Nodebrewのバージョン情報は、こちらから確認できます。
私の環境は、これも古い、、、(そりゃそうか。)
>nodebrew-vnodebrew0.9.7Node.js:
Node.jsのバージョン情報は、こちらから確認できます。
これも、古いですね。
>node-vv10.16.0各種ツールを最新にする。
先ほどのステップで確認した各種ツールを最新にします。
Homebrew:
brew updateコマンドでアップデートします。
>brewupdate// しばらく時間かかっても、気長に待つ、、、、>brew-vHomebrew2.2.14Homebrew/homebrew-core(gitrevisionb303d;lastcommit2020-05-01)Homebrew/homebrew-cask(gitrevision90c68;lastcommit2020-05-01)Nodebrew:
brew upgrade nodebrewコマンドでアップデートします。
>brewupgradenodebrew>nodebrew-vnodebrew1.0.1Node.js:
Node.jsは、nodebrewを使って、アップデートします。
まずは、インストールできるバージョンの確認です。
>nodebrewls-remote// バージョンがずらりと並びます。v12.0.0v12.1.0v12.2.0v12.3.0v12.3.1v12.4.0v12.5.0v12.6.0v12.7.0v12.8.0v12.8.1v12.9.0v12.9.1v12.10.0v12.11.0v12.11.1v12.12.0v12.13.0v12.13.1v12.14.0v12.14.1v12.15.0v12.16.0v12.16.1v12.16.2v12.16.3v13.0.0v13.0.1v13.1.0v13.2.0v13.3.0v13.4.0v13.5.0v13.6.0v13.7.0v13.8.0v13.9.0v13.10.0v13.10.1v13.11.0v13.12.0v13.13.0v13.14.0先ほど調べた、安定版:v12.16.3でアップデートします。
>nodebrewinstall-binaryv12.16.3//インストールが始まります。Fetching:https://nodejs.org/dist/v12.16.3/node-v12.16.3-darwin-x64.tar.gz########################################################################100,0%// しばらく待つと、完了します。Installedsuccessfully利用可能なバージョンをリスト表示し、使用するバージョンを指定します。
>nodebrewlistv10.16.0v12.16.3>nodebrewusev12.16.3usev12.16.3最後にバージョンを確認します。
>nodebrewlsv12.16.3current:v12.16.3ついでに、nodeのバージョンも確認しておきましょう。
>node-vv12.16.3以上で、最新バージョンに更新されました。
ちなみに、nodebrewでインストールしたモジュールは、以下のディレクトリにインストールされています。
/Users/[ユーザー名]/.nodebrew
このディレクトリにある currentというシンボリックリンクで、今使っているバージョンを判別しています。
current -> /Users/[ユーザー名]/.nodebrew/node/v12.16.3
よくあるエラー対処法
その1: node -vでエラーが発生する。
node -vコマンドを実行した時、下記のようなエラーが発生する場合があります。.bash_profileの設定が正しくできていないことが原因です。
>node-v-bash:node:commandnotfoundその時の対処法を以下に記載します。
1. .bash_profileにPATHを設定します。
vi~/.bash_profile//以下の行を記述するexportPATH=$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH2. .bash_profileを有効化します。
source~/.bash_profileその2: node -vで表示されるバージョンが異なる。
node -vコマンドを実行した時、nodebrew useで指定したものと異なるバージョンが表示されることがあります。
>node-vv10.16.0nodebrewのインストールの仕様が変わった、過去に別の方法で、Node.jsをインストールしたなど、いくつか原因は考えられます。
そんな時は、まずnodebrewでインストールされたnodeモジュールを探します。mdfindコマンドを使うと便利です。
>mdfindv12.16.3-name/usr/local/var/nodebrew/src/v12.16.3/usr/local/var/nodebrew/src/v12.16.3/node-v12.16.3-darwin-x64.tar.gz/usr/local/var/nodebrew/node/v12.16.3usr/local/var/nodebrew/node/v12.16.3にインストールされていることがわかります。
このディレクトリのnodeを利用するためには、モジュールがインストールされたPATHに、currentのシンボリックリンクを作成します。
cd/Users/[ユーザー名]/.nodebrewln-scurrent/usr/local/var/nodebrew/node/v12.16.3これで、useで指定したバージョンが使えるようになります。
>node-vv12.16.3Macの Node.js環境をバージョンアップする方法の説明は、以上で終わりです。