概要
スプレッドシートをWebAPI化するサービスの作り方をみて、簡単に取得できるかもと試してみた。
デプロイ先には簡単に関数をおけそうなAzureStaticWebAppsを選んだ。ベータ版だけど、無料で使えるので。
結果、そう簡単にはいかなかった。ハマリポイントは以下。
Googleのサービスアカウントの認証情報をどう渡すか
- サンプルの通り、Credentials のJSONファイルを読み込ませようとしたが失敗。
- → Azure FunctionsにGitHub Actionsからどうデプロイしてどう読み込ませるか分からない。gitに含めるわけにもいかんし。
- 環境変数で読み込ませることで一応対応できた。
- →
\
が\\
になる仕様であった。プログラム側で置換して対応。。。
- →
作業メモ
サービスアカウントの作成とスプレッドシートの許可
サービスアカウントの Credentials は以下のようなものが取得できる。
keyFile.json
{"type":"service_account","project_id":"プロジェクトID","private_key_id":"省略","private_key":"-----BEGIN PRIVATE KEY-----\n省略\n-----END PRIVATE KEY-----\n","client_email":"hoge@fuga.iam.gserviceaccount.com","client_id":"00000000000","auth_uri":"https://accounts.google.com/o/oauth2/auth","token_uri":"https://oauth2.googleapis.com/token","auth_provider_x509_cert_url":"https://www.googleapis.com/oauth2/v1/certs","client_x509_cert_url":"https://www.googleapis.com/robot/v1/metadata/x509/fuga.iam.gserviceaccount.com"}
Spread Sheetの共有許可
環境変数の設定
この画面で設定すると、以下のようなエラーが発生。
秘密鍵がちゃんとしてないぽい。
ローカルではちゃんと動いたのに。
{"library":"PEM routines","function":"get_name","reason":"no start line","code":"ERR_OSSL_PEM_NO_START_LINE"}
process.envを出力してみた。
環境変数は、以下のようになっている。\\\\
ってめっちゃ多いな。
{"env":{"SERVICE_ACCOUNT_PRIVATE_KEY":"-----BEGIN PRIVATE KEY-----\\\\n省略\\\\n-----END PRIVATE KEY-----\\\\n"
この段階で、以下のようになっていた。
{"SERVICE_ACCOUNT_PRIVATE_KEY":"-----BEGIN PRIVATE KEY-----\\n省略\\n-----END PRIVATE KEY-----\\n"}
直接編集して、一つは減らすことができたが、それ以上の対応は思いつかず。
ソースコードを以下のように修正して対応した。
+ const private_key = process.env.SERVICE_ACCOUNT_PRIVATE_KEY.replace('\\\\','\\')
const auth = await google.auth.getClient({
credentials: {
client_email: process.env.SERVICE_ACCOUNT_CLIENT_EMAIL,
private_key,
},
scopes: SCOPES
})
参考
Azure Static Web Apps
スプレッドシートをWebAPI化するサービスの作り方
Googleスプレッドシートをプログラムから操作