VR 空間でも日本語入力
製作物
日本語メモ (Glitch プロジェクト)
Oculus Quest なら Alt + Space で半角 ⇔ 日本語入力の切り替え。
URL を開くと ID が URL に付与されますので、再度編集したい場合は ID が付けられた URL をブックマークしてください。
テキストが変更がされると自動でサーバーに保存されます。
解説
Oculus Quest + Firefox Reality + Glitch + A-Frame で VR 内 VR 開発を推進している gaegae です。
前回の記事でデメリットに上げませんでしたが、
2020/01/10現在、Oculus Quest では Bluetooth キーボードから日本語入力できません。
Firefox Reality ではソフトキーボードで日本語入力できますが、 Bluetooth は非対応です。
デフォルトブラウザはソフトキーボードも対応していません。
コーディング時に必須ではないので特に問題ないだろうと思っておりましたが、
作業しているときにひらめきを即座にメモできないのがきつく感じてきました💦
英語で書くのはしんどい、メモのためにヘッドセット外したら本末転倒。
Firefox Reality のイシューに日本語入力をお願いしていますが、無理難題を Mozilla さんに押し付けるのも失礼。
なのでプログラマなのだから自分でどうにかしたいと思います。
VR 開発の記事をどんどん上げていきたいところですが、その前に足固めです。
方針
Oculus Quest の IME をどうにかするのは正直無理。やる前からあきらめてました。
最低限、日本語のメモが取れればよかったので、
Javascript で日本語入力を実装した Web ページを作成することにしました。
詳細
フロントエンドとサーバーサイド、2つの Glitch プロジェクトを作りました。
フロントエンド:https://glitch.com/~oculusquest-jpn-ime
テキストエリアが一つだけの Web ページです。
日本語入力には IgoIMEを使用させていただいております。
変更があればサーバーに送信し、再度画面が表示されたときに読み込みます。
サーバーサイド:https://glitch.com/~dot-spruce
認証不要で使えるシンプルな Key Value Store です。
node.js 上でキーをファイル名、値を内容にしてファイルとして保存しています。
他のプロジェクトでも使い回せるように分けました。
おわりに
これでまたヘッドセット着脱の手間が減り、VRへの没入感がさらに上がりました。
今回は Oculus Quest よりも Glitch の話がメインでした。
やはりボタン一発で瞬時に Linux・node.js・IDEと Web 開発に必要なもの一通りを提供してくれるのは素晴らしいですね。
Google や AWS 、Github ページなどを利用するよりも気軽に開発・配信ができると思われますので
Web コンテンツ作りたい方、ぜひどうぞ!

